2018年1月20日土曜日

コラム FP資格6 FP資格で夢の独立?

前回のReview 「コラム FP資格5 結局,FP資格取る意味ってあるの?


前回までは,仕事をしている方がFP資格をとったらどういうメリットがあるのか,について中心に話してきました。


今回は,FP資格での独立を考えている方へのメッセージです。




この記事を読んでいる皆さんの中には,


「何か資格とって仕事辞めたいな。FP資格とって独立してFP事務所でも立ち上げようかな」


「予備校のパンフレットに,独立もできると書いてあるし,FP資格とって,FPとして独立しようかな」


とか思っている方,いませんか?




結論から言います。




独立したいからという理由でFP資格を取るのは,絶対にやめましょう。



まず間違いなく,食べていけません。



そもそも,FP資格は,業務独占資格(弁護士・税理士のように資格がないとできない仕事)ではありません。


つまり,別にFP資格をもっていなくても,FPはできるので,別に有資格者だからと言って,仕事が来るわけではありません(もちろん,持っているに越したことはないですが)


また,そもそも日本には,家計のことについて,お金を払ってFPに相談しようと思う人はあまりいません


たいていの人は,銀行,保険会社,証券会社の営業マンに相談します
(そして手数料ぼったくり商品を売りつけられます)


すなわち,あなたがFP事務所を開いても,まずお客さんは来ないと思った方がいいでしょう。




もちろん,独立してFP事務所を運営しているかたもいらっしゃいますが,それにも仕組みがあります


よく,知ったかぶりの人が,「保険会社のFPは自社の商品ばかり進めてくるので,独立して事務所開いているFPが安心できる。」とか言っています。



が,



まったくの誤りです。


独立してるように見えるFPの大半は,保険会社等の代理店をやっており,保険等を売った売却手数料(保険会社からもらえるお金です。出所はもちろん,あなたが支払った保険料です)で,生計を立てています

よって,「独立しているFPだから,商品に偏りがない」なんてことはありません。




まとめると,


結局,FP資格では独立して仕事を営むことはできない。


外見上独立しているように見えても,実質は保険会社の代理店であって,いわゆる一般の方がイメージする個人事業主とは大きく異なっています。



よって,「FP資格を取って独立!」なんて恐ろしいことを考えるのはやめましょう。


会社辞めて独立するのが目的なら,税理士等の業務独占資格を目指した方がいいでしょう。



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