2016年12月3日土曜日

第7章 不動産2 不動産投資はすべきか

前回のReview 「第7章 不動産 住宅ローンは変動にすべきか,固定にすべきか


さて,今回は,最近テレビCMもやるようになった,

不動産投資について,取り上げたいと思います。


不動産投資とは,主にアパートないしマンションの部屋を購入し,

それを賃貸に回すことで,

家賃収入を得ることをいいます。


最近,こんなことを耳にしませんか?





「相続税対策のために不動産投資をしよう」


「マイナス金利の時代,年5%以上の利回りの不動産投資をしよう」


これらに踊らされて不動産投資をすると,

絶対に後悔するので,やめてください。


私は何も,不動産投資のすべてを否定しているわけではありません。


ただ,近年,相続税対策等をあおって,

素人を煽って,もうからないアパートを建てさせる,


銀行(住宅ローンで儲ける),


ゼネコン(建設費でもうける),


不動産屋(管理料,手数料でもうける。)


が,許せないのです。


確かに,不動産の場合,評価額が低いので,

現金よりも相続税が低くなる傾向にあります。


もっとも,そもそも相続税がかかるのは,

相続財産が4200万円以上(相続人が2人の場合)です



さらに,生命保険を使えば,

相続人×500万円までは,相続税の対象になりません。


こういうことを熟知して,不動産投資をするなら,まだいいのですが,

およそ業者は,一般市民の無知に付け込んで,不動産投資をさせています。



また,昨今,相続税対策でアパートを建てたり,マンションを買ったりする人が多く,


不動産価格は高止まりしています。


この先,きっと下落する可能性が高いです。


また,不動産なんて,空き家になれば,税金や経費だけがかかる,


負債以外の何物でもありません


損しない,レバレッジをかけない,が原則の投資工学からすると,

不動産投資は,やってはいけないといえるでしょう。






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