2016年7月23日土曜日

第5章 ライフプランニング3-1 年金額を考えて,老後にいくらとっておくか考えよう!

前回のReview  「第5章 ライフプランニング2 社会保険 その2


前回まで、というよりここまでのほとんどの回で、
今、みなさんがどういう投資行動をとるべきか、という点でお話をしてきました。

今回は視点を変えて、将来いくら受け取れるのか、受け取るべきなのか、の点から、今すべき行動を考えてみましょう。

このブログの読者の大半は、今働いているサラリーマンの方でしょう。
なので、今は、働いて稼いだお金の使い方を検討することが大事だったわけです。

みなさんが65歳、定年になったときのことを考えてください。

定年になると、就労による収入はゼロになります。

ゼロです。




「年収500万しかくれないなんて、給料少ないなー」とかぼやいてるそこのあなた!

定年後は、少ないとかいうレベルではなく、ゼロなのです。
つまり、定年後は、投資による収入しか見込まれません。

今のみなさんは、兼業のサラリーマン投資家ですが、
定年後は、誰もが専業の投資家というわけです。


「退職金のご相談はぜひウチへ」みたいな金融機関の広告を目にしますが、
定年まで投資を全くやってこず、金融知識のない人が金融機関に行って、相談すれば、
間違いなくカモになるだけです。

たいていが、
「今後は収入が年金だけとなり、現役の時と比べて激減します。
退職金が減っていくのは心苦しいですよね。

少し退職金を運用して、
資産の減少のスピードを緩めましょう。

今は預貯金や国債の利率がほぼゼロですので、
2%くらいの収益が見込める、投資信託を買いませんか??」
とか言われます。


で、買っちゃう人が結構いるんですよね。。

退職金をうけとるまで、8ケタ(1000万円のことです)のお金を手にしたことがないという人が多いです。
(もちろん、私も手にしたことありません。)

それで、なんか気が大きくなっちゃって、500万円くらい、ドカッと投資信託買っちゃったりします。
「500万円の2%だから、毎年10万円も儲かる」とか考えちゃいます。


ぜったいにやめましょう


金融機関は、投資信託を売った手数料が欲しいだけなのです。

若い人は、投資で失敗しても、働いて取り戻せますが、
定年後は、もう働けないのです。

退職金の8割以上は、預金か国債という元本保証のものにしてください。


金融機関のカモにならないよう、このブログで、まともな知識を少しずつ積み重ねていってください。


これから、みなさんと一緒に定年後のための資産形成を考えていきますが、
ポイントは、以下の5つです。

1 年金

2 退職金

3 株式等の金融商品

4 住宅

5 配偶者・子ども


次回から少しずつ、勉強していきましょう。





サラリーマン投資家 ブログランキングへ

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿