2016年8月27日土曜日

投資工学の読書のすすめ 2 なぜ投資のプロはサルに負けるのか?

前回のReview 「投資工学の読書のすすめ 1 臆病者のための億万長者入門


さて、今回は、刺激的なタイトルのこの本を紹介したいと思います。




この本は、元投資銀行家の著者によって書かれたものです。


競馬などのギャンブルのおろかさや、

アクティブ投資信託のだめだめさについて、


面白おかしく解説してあります。



競馬をやっている人は、このブログの読者にはいないでしょうが、

もしいたら、ぜひともこの本を読んでください。




そうすれば、なぜレースが終わった後、あなたの手元にお金が残らないのか、


どこにあなたのお金が行ってしまったのか、がわかります。




この本のタイトルは、

投資のプロが運用するアクティブ投資信託が、

サルが選ばせた投資信託に対して、


実績が上回らないことを皮肉ったものです。


ただ、この表現は、誤解を招きます。


別に、投資のプロは、負けていません。




だって、購入者から、たくさん手数料をぶんどっていますから。


というか、投資のプロからしたら、投資信託がもうかろうともうからなかろうと、あまり関係ないのです。



サルに負けるのは、


投資のプロではなく、


投資信託を買った、あなた、です。



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