2017年5月5日金曜日

第4章 投資各論8 REIT4 REITの儲け方2

前回のReview 「第4章 投資各論8 REIT4 REITの儲け方


前回は,REITの収入源について説明しました。


今回は,その収入源を生み出す源泉について説明しようと思います。



REITが投資に使っている金銭の元手は,


ひとつは,みなさんが投資した金銭,資本金です。


みなさんが投資した投資口あたりの価格×口数が,


会社でいう資本金です。





しかし,


単にこの資本金だけが,REITが投資に用いるお金ではありません。


REITは金融機関から,お金を借りています。


そしてその借りたお金と,資本金を用いて,不動産に投資します。


なぜREITがお金を金融機関から借りて投資するかというと,


投資の利回りを上げるためです。


たとえば,不動産に投資すると,年6%の利回りがあるとします。

(不動産投資は,リスクが大きい分,株式市場等と違って,競争が激しくないので,比較的利回りは高いのです)


この時,資本金が1億円だとすると,


単にこの1億で不動産投資すると,年600万円の利益となります。



ここで,年1%で銀行から1億円借りて,これと資本金1億円の合わせて2億円を投資すると,


年1200万円の収益が発生して,借りた1億円の利子100万を差し引いても,


年1100万円の利益が,REITに発生するのです。




つまり,


借入しないと,利回りが6%にすぎないのに,


借入をして投資すると,利回りが11%となるのです。




このように,


借入を行うことで,利回りを上げる方法をレバレッジ(「てこ」という意味です)といいます。



このレバレッジ効果を発揮して,より多くの利益を投資家に配るために,REITは借入を行って,不動産投資を行うのです。



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