2017年4月29日土曜日

第4章 投資各論8 REIT4 REITの儲け方

前回のReview 「第4章 投資各論8 REIT3 REITの投資対象

さて,前回は,REITがどんな不動産へ投資しているのかを説明しました。


今回は,REITが,その投資において,どのようにお金を稼いでいるのか,


儲けているのか,を考えたいと思います。



REITの儲け方には大きく2つがあって,


ひとつは,不動産の売却益


もうひとつは,不動産の賃料収入です。


不動産収入というと,アパート経営のイメージからか,賃料収入ばかり浮かびますが,


売却益(ないし売却損)も,大きな不動産収入の一因なのです。


REITの特徴として,個人や零細不動産業の会社と異なり,


資産規模が大きいので,物件の入れ替えが可能なのです。


みなさんがアパート経営をしている場合,


「この不動産,近くにあった大学が移転しちゃって利回り悪くなったから,売って,他の物件を買おう」

とか思っても,ローンの関係などで,できません。


しかし,資産が潤沢な(REITは銀行から借り入れも行ってます)REITは,不動産の利回りを考えて,投資物件の入れ替えが可能なのです。


この物件の入れ替えのときに,不動産の売却益や売却損が発生します。



物件の入れ替えはREITではままあることなので,


REITの場合,不動産収入の一翼を,売却益が占めることとなります。





もう一翼の賃料収入については,


オフィスビルやショッピングモールであれば企業から,


住宅であれば個人から,


賃料が毎月入ってきます。


この賃料から,諸経費を引いたものが,REITの利益となるのです。





まとめると,


REITは,物件の入れ替えが可能という性質を持った,賃料収入が見込める不動産投資であるといえます。

物件入れ替え可能な点も,不動産の直接投資よりも,REITの方がおすすめできるポイントなのです。


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