2017年3月18日土曜日

コラム6 生保レディとの攻防 シーン1

前回のReview 「コラム5 財産を築くにあたり投資より大事なもの


久々のコラムを書こうと思ったのは,

最近,生保のセールスレディの営業を受けたからです。

(当たり前ですが,枕営業ではありません。念のため。)

以下,ストーリー形式で書いてみたので,お読みください。

生保レディの営業を受けたことがある人は,「あるある」と共感してくれるかと思います。

まだ受けたことない人は,こういうことがあるのだと,シュミレーションと思って,読んでください。



「こんにんちは」


私のところに来たセールスレディは,日本の大手生保の方でした。


30歳くらいの担当の方と,その上司なのか45歳くらいの方でした。


上司の方は,FPの資格をもっていました(奇遇にも私とおなじ資格でした)


事前に,「生命保険にはすでに加入している」と言っていたためか,


生命保険はおすすめされず,個人年金保険がおすすめされました。





シーン 1「節税を利用できないのは損?」

はじめに,月額2万円ほどの個人年金(年間24万円!)を,


「すごいお得」


だと,ものすごい強くお勧めされました。



「この個人年金保険に入れば,年間●万円節税できます。」

と,年収と節税額の一覧表を示されました。

(節税額書いちゃうと,私の年収ばれちゃうので,内緒です)


確かに,個人年金保険保険には,所得控除の節税が一定程度あります。
(詳しくは,「第2章 節税7 個人年金保険」)


しかし,その所得税の節税額は,年間掛金が8万円までが上限です。

また,住民税の節税額は,年間掛金5万6000円までが上限です。


つまり,

年間24万も払う個人年金保険は,

16万円もまったく無駄な掛金を生命保険会社に預金(60歳までおろせない)しているのと同じこと,です


しかし,当然ですが,

生保レディは,高い保険を売った方が儲かるので,ぜったいにこのことを言いません。


私は,FPの資格を持っていますから,騙されませんでしたが,


素人は「節税になるから入ろうかな」

と,いくらまでが節税になるのか気にせずに個人年金に入ってしまうのです。


年間24万円,60歳まであと20年としたら,


480万円もの高い買い物をさせられてしまうのです。


しかも,付く利息はすずめの涙ほどで(0.3%くらい)

60際になるまで,原則解約できず,

途中解約してしまったら,払った額の一部しか返ってきません


いや,掛金の上限超えて入るとか,まじ情弱ですよ。





私は優しいので,

自分がFP資格保持者などということはおくびにも出さず,

「ちょっと月2万円も掛けるのは生活が厳しいです。」

「この掛け金が最低なのですか?もっと安いのないですか?」

と聞いたところ,


即座に,ことなる金額が書かれたパンフレットを出してきて,


今度は,月1万円程度での個人年金保険を紹介してきました。


いや,あるなら先にそっちだせよって感じですよね。


ただ,生保レディからすれば,売上が2分の1になってしまうので,

やはり高い商品から紹介したいんですよね。。。。

私と生保レディの攻防は,この後も続いていきます。。。。


シーン1の教訓


「個人年金保険,入るにしても,年間掛金が8万円以下のもの。


8万円以下のものがないなら,一番掛金が安いものを。


生保レディは,初めからお得な商品を紹介することはない。」



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