2016年12月30日金曜日

第2章 節税3ー3 確定拠出年金の投資商品のベスト割合1

前回のReview 「第2章 節税3-2 確定拠出年金の掛け金はいくらがベスト?

前回までに,確定拠出年金の概要,掛け金の決め方について書いてきました。

今回は,確定拠出年金の掛け金を何に投資するのかについて,書きたいと思います。



■1 投資対象

投資対象は,主に以下の8パターンです。

1 銀行預金(元本保証)

2 保険(元本保証)

3 国内債券投資信託

4 海外債券投資信託

5 国内株式投資信託

6 海外株式投資信託

7 国内REIT投資信託

8 海外REIT投資信託

■2 元本保証商品への投資割合

まず,元本保証の資産に割り振る率を決めましょう。

確定拠出年金は,その運用利益が非課税となる点に大きなメリットがあります。

とすると,ほとんど運用収益が発生しない元本保証の投資では,確定拠出年金のメリットがあまりありません。(所得控除の節税メリットのみとなってしまいます。)

さらに,国内債券投資信託のように値段が大崩れしにくいものが,元本保証商品以外にもたくさんあります。

投資信託は,個別株式とは異なり,幅広く投資するため,いきなり価値がゼロになったりはしません。

また,確定拠出年金は60歳まで引き出せず,長期間の運用しかできません

あなたが60歳になるときまでに,大きなインフレが起きてしまう場合,元本保証商品だと,実質的な価値が下がってしまいます。

一方,元本保証でない株式等の投資信託であっても,長期間購入・保有し続ければ,大きな値崩れの可能性は低いです。

従いまして,基本的には元本保証の商品の割合はゼロでOKです。

もっとも,50代の方であれば,元本保証で運用したい気もあるでしょうし,受取までの年数も長くはないので,元本保証の商品を入れてもいいでしょう。

なお,元本保証商品の場合,投資信託と異なって手数料がかからないというメリットは一応あります。

従いまして,元本保証商品への掛け金の配分割合の目安,40代までの方は0%,50代の方は30%,くらいのイメージで良いかと思います。

なお,元本保証には預金と保険がありますが,

投資商品の組み換えなどをする場合,預金の方が便利です。

保険の方が,若干利率が高いですが,このゼロ金利の昨今では,どんぐりの背比べなので,保険に投資はしなくていいかと思います。

次回は,投資信託へ投資する,掛け金の配分について説明したいと思います。

Next「第2章 節税3ー4 確定拠出年金の投資商品のベスト割合2


サラリーマン投資家 ブログランキングへ

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村


0 件のコメント:

コメントを投稿