2016年12月29日木曜日

第2章 節税3-2 確定拠出年金の掛け金はいくらがベスト?

前回のReview 「第2章 節税3-1 確定拠出年金は絶対お得!

さて,前回概略をお伝えした,節税最大のポイントである確定拠出年金ですが,

前回でどこに口座を開けばいいかまで書いたので,

今回から,確定拠出年金について,具体的な投資計画をお伝えします。

この計画に基づき,損しないよう,最大限のリターンを目指しましょう!


まず,もっとも大事で皆さんも気にすることだと思いますが,いったい毎月いくらの掛け金にするか,つまりどれだけ投資するのがベストなのでしょうか?

確定拠出年金の掛け金には,上限額があります。

上限額を超えて掛け金を出すことはできなのです。

上限額は,
個人型確定拠出年金(勤め先に確定拠出年金がない人)の場合,自営業者は,月6万8000円厚生年金加入者は,月2万3000円

企業型確定拠出年金(勤め先に確定拠出年金がある人)の場合,企業の拠出分(企業年金も合わせて)と合わせて,月5万5000円です。

掛け金は全額所得控除(つまり掛け金の分年収がなかったことを前提に所得税の計算が行われるということ)の対象になるので,

①節税,②手数料率の節約(確定拠出年金口座を作るのに,一定の手数料がかかります。この手数料は固定額なので,投資額が多い方が手数料率は低くくなる)の点から,可能な限り限度額いっぱいまで掛け金をかけましょう。

もっとも,前回,確定拠出年金の注意点として指摘しましたが,確定拠出年金は60歳まで引き出せないので,余裕資金の範囲内で掛け金を決める必要があります。

毎月限度額いっぱい掛け金をかけてしまいお金が足りなくなり,クレジットカードのリボ払いなんて使ってしまったら,元も子もありません。

また,NISAや国債など,他の投資への資金も分けておく必要があります。

よって,いざというときの資金として,預貯金が100万円以上あり,確定拠出年金への掛け金を除いても他の投資への資金がある方は,限度額いっぱいを,掛け金としましょう。

一方,資金に余裕のない方は,月1万円程度から,無理せず,掛け金を出していきましょう。


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