2016年8月24日水曜日

投資工学の読書のすすめ 1 臆病者のための億万長者入門

「投資工学の読書のすすめ」シリーズでは,私が、このブログを始めるに際して、

つまり、負けない投資工学を身に着けるに際して,役立った書籍をみなさんに紹介していきたいと思います。

記念すべき第一回目の今日は、




橘玲さんの,「臆病者のための億万長者入門」をとりあげたいと思います。

投資工学で何か1冊だけ読むとしたら、この本を薦めたいです。

新書サイズで、費用も安いですしね(笑)

この本は、多くの日本国民が思っていた金融の常識のおかしいところを指摘してくれるものです。

宝くじ、生命保険、家、株式、など、身近な金融商品のからくりについて、簡単かつ面白く説明してくれます。



タックスヘイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫) など、小説も面白い、作家の橘玲さんが書いた本なので、楽しく読めるというところも、おすすめポイントです。

負けない投資工学の授業を通じて,みなさんに伝えてきたとは思いますが,何よりも金融機関に手数料をぼったくられないことの重要さを伝えてきました。

この本は,金融機関の手数料ぼったくりを,わかりやすく説明してくれています。

また,アクティブファンドのように手数料が高い投資信託はダメで,インデックスファンドのように手数料の安い投資信託が大事だと,教えてくれます。

また,毎年夏や年末に宝くじを買ってしまうというそこのあなたには,宝くじがなんてばからしい金融商品(正確には金融商品ではないのですが)だと教えてくれます。

ギャンブルとは,愚か者に課された税金です。

秀逸な場面としては,京都のお坊さんが,金融機関のセールス話に乗ってしまい,お寺のお金をたくさんつぎ込んでしまったという話が紹介されているところです。

証券会社のセールスマンからすれば,お坊さんなどの社会的身分が高いとされている人ほど,おめでたいので,褒めれば,セールスに引っかかりやすいという指摘をしています。

このブログを見ている皆さんの中には,公務員や大企業のサラリーマン,士業など,社会的身分が高い方も多いと思いますので,十分気を付けましょう。

「金融機関の人間の話は聞いてはならない」,そう思わせてくれる一冊です。

金融機関の人の話聞く暇があったら,この本を読んで,このブログの記事もたくさん読みましょう。


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