2016年7月3日日曜日

第4章 投資各論4 外貨投資 その2

前回のReview 「第4章 投資各論4 外貨投資

前回、手数料の観点から、外貨投資はおすすめできないといいました。

それでは、みなさんが外貨に投資したいと思ったとき、何に投資すればいいのでしょうか?

それでは、みなさんが外貨に投資したいと思った時、何に投資すればいいのでしょうか?
手段は三つくらいあります。





① 外貨MMF

MMFとは、マネーマーケットファンドの略であり,比較的な外貨建ての公社債で資金を運用するものです。


外貨MMFのいいところは、外貨預金に比べて、手数料が安いところです。


外貨預金よりも,大体2分の1から4分の1程度の為替手数料になっていることが多いです。


また、債権(主に外国の国債)で運用するので、預金よりも利回りがいいです。


なお、かつては売却差益が非課税になるなどのメリットもありましたが、今ではそれは廃止されているので、若干メリットが減りました。


それでも、外貨に投資しようと思ったとき、外貨MMFはとてもおすすめです。


証券会社に口座を開けば、外貨MMFに投資することが可能となります。


証券会社によって、扱っている外貨の種類が違います。


割と大手の証券会社でも,扱っていない通貨があったりするので,気を付けましょう。


投資したい通貨を扱っている証券会社に口座をもちましょう。



② FX

みなさんよく耳にしていると思いますが、FXとは、簡単にいえば、レバレッジを大きくかけた外貨預金です。

レバレッジを大きくかけるという性質上、1通貨あたり(たとえば1ドル)の手数料が、
外貨預金よりも大幅に安いです。

ただ、普通のFXのように、高いレバレッジをかけることは、負けない投資工学ではおすすめしていません。

なので、レバレッジを低くして、外貨預金代わりに使うことであれば(つまりレバレッジを1倍か2倍程度で使うなら),FXは、やってはいけないものではないっていう意味で、候補にあげています。

FXを取り扱っている会社に口座をひらけば、FXに投資できます。


③ 外国株のETF、外貨建て債券

外貨そのものではありませんが、外国へ投資できるので、投資対象の国ないし通貨を選べば、その通貨に連動した運用結果となります。

なお、証券会社に口座をもっていると、たまに外貨建ての社債の募集の情報が入ってきます。

興味をもった通貨があれば、手数料を見たうえで、投資するのもいいと思います。


これらも、証券会社に口座を開けば、投資できるようになります。

たとえば,三菱モルガンスタンレー証券では,アメリカ国債や,ユーロ建てのドイツ国債などを取り扱っています。


以上、2回にわたって、外貨への投資を見てきました。

財産を日本円に偏らせたくないとか、外貨チェックに興味をもつために、少しだけ投資するとかのように、少しだけ外貨投資をすることで、長期投資をするというなら賛成です。


しかし、外貨投資は、結局のところ、円に戻すときの為替レートでほぼすべて運用成績が決まってしまいます

従いまして、確定拠出年金で、外国の投資信託(もちろんインデックス型)に投資するのはいいですが、あまり大きな割合を、外貨投資に割り当てるのは、負けない投資工学的にはおすすめしがたい、と思います。


また,低金利の通貨は基本的に通貨高(つまり円高)になる傾向があるので,歴史的デフレである現在,あまり外貨投資に比重を置くのは,資産が目減りする危険性が大きいので,おすすめできません。


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