2016年6月16日木曜日

第4章 投資各論2-1 株式投資の三原則

前回のReview  「第4章 投資各論1 投資で一番大切なのはバランス

さて、今回から、本当に投資の中身に入っていきます。

まずは投資といえば,みなさんがよく思いつく,株式投資から行きましょう。

株式から得る利益は、2つあります。

1 売却益

2 配当金




どっちが大事かといわれれば、どっちも大事です。

短期で売買するのなら、売却益の方が影響が大きいので,売却益の方がより大事といえます。

ただ、長期保有する場合は、配当金もかなり大事となります。


たとえば,10万円で買った株を,1年いないに売買すると,配当をもらえるのは1回(大半の企業では,配当は年2回なので)で,1回の配当で1000円もらえるとします(配当利回りが年2%の場合)

すると,株式の価格が1%(1000円)動くだけで,配当金の影響なんてふっとんでしまします。

一方,10年間保有した後売却する場合,2万円の配当を受け取っているので(ここでは税金は考えないことにします),価格が2割減っていても,損は出ない計算になります。

ただ,10年間保有した場合でも,配当利回りが低く,年0.5%のような会社では,10年たっても,5000円しかもらえません。

なので,一時的には売却益の影響が大きいのですが,長期保有する場合には,配当金も同様に重要となってくる,というわけです。


ここで,株式投資の三原則をまず書いときます。この三原則だけは,東大卒の負けない投資工学として,絶対に譲れないものです。
逆にいえば,この三原則を守って株式投資をすれば,投資で損する確率はとても低いといえるでしょう。

その1 長期保有する

その2 PBRが1倍以下の株を買う

その3 配当利回りが2.0%以上の株を買う


その1についてですが,短期売買を繰り返すと、必ず手数料分損します。

また、負けない投資工学は、我々サラリーマンのように,本業の間に気軽にやるものなので、一日中モニターの前に張り付かなきゃいけない短期投資はあいません。

そして、長期保有すると思っていれば、株価が20%くらい下がっても、

「まあそのうち上がるだろ」と思えますし,さきほどの例であれば,損は出ない計算になるのでメンタル面にもいいです。

なにはともあれ、5年以上は持ち続けてもいいという株式だけ、買うようにしましょう。


株式投資の三原則のその2,その3については,次回以降しっかりと説明したいと思います。

Next 「第4章 投資各論2-2 PBRが1倍以下の株だけを買う


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