2016年6月15日水曜日

第4章 投資各論1 投資で一番大切なのはバランス

今回から,投資の各論,

つまり各投資対象の話を始めたいと思います。

ただ,その前に,三原則のひとつ,

「バランス」について書きます。

「ひとつのカゴに全ての卵を盛ってはいけない」

この言葉は、投資の世界では,誰もが知っている有名な格言です。



当たり前のことですが、ひとつの分野に偏って投資すると、

その分野がコケたときに、すべてがふっとんでしまいます


このバランスっていう言葉を中途半端に理解して、

「業界がかぶっていない、ホンダ、電通、イオン、のように買っていけばいいんでしょ?」

とかいいう人がたまにいますが、完全に間違っています。


上記の株はすべて、日本企業の株という、ひとつの分野に偏っているのです。

正しくは、

1 国内と海外に分散

2 株式と債券に分散

3 そもそも金融資産とそれ以外の実物(金や不動産)

へと分散してください。


一か八かでのギャンブルならともかく、みなさんがやる負けない投資においては、バランスを何よりも意識しましょう。

バランスをよくすると、一気に儲かることもなくなりますが、

一気に損することもなくなりますので、

株価や為替が気になりすぎることをも防ぐことができますね。

なお,世の中の多くの方は,住宅ローンを組んで家を買った場合,ほぼすべての資産が金融資産以外の実物たる住宅に,資産配分が偏ってしまいます

つまり,バランスという観点からすると,貯金のほとんどすべてを頭金につぎ込むことは宜しくありません。

もちろん,住宅ローンには金利が付くので,頭金が少なすぎるのも問題ですが,バランスの観点から,住宅購入後も,一定程度の金融資産をもつように,ローンを組みましょう。

したがって、これから説明していく各分野(主に金融資産の説明になりますが)のうち、複数の分野に投資するつもりで、次回以降,読んで行ってください。

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