2016年6月1日水曜日

第2章 節税3-1 確定拠出年金は絶対お得!

前回のReview  「第2章 節税2 所得税の基礎

今日は、節税における最大ポイントと言っても過言ではない、確定拠出年金についてです。

確定拠出年金とは、拠出額が確定した年金という意味ですが、

わかりやすくいえば、厚生年金ないし国民年金に自分で上乗せして行う年金のことです。





これのどこが節税になるのかというと、

確定拠出年金の拠出額が、全額が、所得控除の対象となります。

つまり、確定拠出年金の拠出額が年30万円であれば、その年の所得が30万円少なく算定されるのです。

よって、所得税率が20%であれば、6万円分の節税がノーリスクで可能となるわけです。

また、投資信託等の運用利益については、通常所得税がかかるのですが、確定拠出年金においては、運用利益も非課税です。

つまり,掛け金の拠出,運用益,2つの点で,確定拠出年金は節税できてお得なのです!

確定拠出年金には、2種類あります。

「企業型確定拠出年金」という、勤めている会社がやっているもの

「個人型確定拠出年金」という、企業型確定拠出年金がない会社に勤めている人等のもの

勤め先に企業型がある人は企業型確定拠出年金に、無い人は個人型確定拠出年金に入りましょう。

節税が二重にできるなど,いいことずくしの確定拠出年金ですが、注意点が3つあります。(「デメリットのない投資はない」というのは,金融リテラシーの基本中の基本です。)

1 60歳になるまで引き出せない

2 60歳過ぎて、お金をもらうときに、所得税がかかる可能性がある

3 手数料がかかる

このうち、2については、一括で年金を受け取れば、退職所得扱いとなり、ほとんど所得税がかからなくなるので,今はあまり気にしなくて大丈夫です。

3については、ここで知っておいてほしいことがあります。

手数料には、以下の3つがあります。

①年金機構等に支払わなければならない年間数千円

②確定拠出年金を開いた口座への手数料

③投資信託の手数料

①はどうしても避けられませんが, ②については、SBI証券や楽天証券のように一定の金融機関の場合,手数料を払う必要はありません。

金融機関によって、②は異なるので、いろいろ調べてみてください。

また,③については,確定拠出年金に限らず,通常の投資信託やNISAでもかかるものですが,どの投資信託を買えるかは,口座を開く金融機関にによって異なるので,要注意です。

たとえば,楽天証券やSBI証券であれば,年0.2%くらいの手数料が低い商品が多く,おすすめです。

長期間積み立てるので,わずかな手数料の差がが,確定拠出年金受給時に,大きな差になります。

年1%以上手数料がかかる投資信託を購入するのは,金融リテラシーが欠如したバカです。

基本的に,年0.5%以下の手数料の投資信託を購入しましょう。

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